もしかして!NMD

早期受診と早期診断には、ママ・パパをはじめとする周囲の大人の 早めの「気づき」が大切です。日常のどのような場面で、どのような ときに「もしかして?」と感じたのか、NMDのお子さんのいらっしゃる 保護者の方々に、「気づき」のきっかけをお聞きしました。

脊髄性筋萎縮症(SMA)の
お子さんのいらっしゃる松山さん(仮名) の経験

公園遊びで感じた
「もしかして…」

歩き始めたのは生後10ヵ月と、他のお子さんよりも早かった美加ちゃん(仮名)。しかし、その後の成長はゆっくり。美加ちゃんママ・松山さん(仮名)は、2歳になった美加ちゃんが公園の砂場で遊んでいる様子を見て、「何かおかしい」と感じたと話します。

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの
お子さんがいらっしゃる沢口さん(仮名)の体験談

階段の上り方で感じた
「もしかして…」

現在、中学3年生の海斗さん(仮名)は、6歳のときにデュシェンヌ型筋ジストロフィーと診断されました。お母さんの沢口さん(仮名)は、保育園の頃の海斗さんを「走るのが遅いな」と思ったものの、「それ以外に気になることはなく、ただ運動が苦手なんだなと思っていました」と話します。

ポンペ病の
お子さんのいらっしゃる森さん(仮名)の経験

背の順で感じた
「もしかして…」

9歳でポンペ病と診断された綾香さん(仮名)。お父さんの森さん(仮名)は、「2歳の頃から同じ年齢の子どもたちに比べて体つきが細い、身長が伸びないなど体の成長の遅れが見られ、3歳になると運動発達面での遅れも気になるようになりました」と話します。

国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター長

小牧 宏文先生のお話

NMD(神経筋疾患)に気づくきっかけは様々です。 公園遊びで他の子と比べて動きがおかしいと感じた、階段がうまく上れずに転んでしまった、学校の朝礼で背の順に並んだ時にいつも一番前など… それぞれのご家庭における具体的な気づきの1シーンではありますが、 共通するのはどの親御さんも、納得されるまで受診や検査をし、専門医療機関へと行きついた点です。 NMDであることはまれですが、なかには治療できる病気もあるので、 これらの体験談を読まれて、少しでも「もしかして…」と感じられたら、 「NMDクイズ」をされたり、専門医療機関へのご相談を検討してみてください。

NMDが気になる方は、
専門施設にご相談ください。

STEP 1

専門施設を探す

このサイトで紹介した疾患などの相談ができる専門施設(小児神経内科や脳神経内科など) をご紹介します。疾患別の専門施設にはなりますが、NMD 全般についてご相談いただけます。

STEP 2

専門の先生に相談

このサイトを見て「もしかしたら」と思われたら、様子をみてお時間を過ごされるよりも、「 STEP1 」で検索した施設に早めに受診し、専門の先生(小児神経内科医、脳神経内科医)に相談してみませんか?
※紹介しているクイズやダンスは、疾患の診断をするものではありません。

STEP 3

詳しい検査で確定診断

受診先で専門の検査(酵素活性測定や遺伝学的検査など)を行います。
※遺伝子の突然変異によって生じることも報告されているので、必ずしも遺伝によって発生するものではありません。

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